家出した人間を探し出す場合には、どういった対応をしていくべきなのでしょうか?多くの方のイメージとしては警察にまず相談し捜索願を出すという流れになりますが、実際の所、積極的に捜索してくれる訳ではありません。

職務質問や車のNシステムと呼ばれる記録から洗い出し捜索はしてくれますが、命の危険や事件性が無かったら捜索してくれはしないでしょう。これは警察が悪い訳では無く、いちいち全ての捜索をするだけの人数がいないという点があります。

そこで活躍するのが探偵になります。探偵は家出人捜索も行うことが出来るため、依頼することも検討していくべきです。では実際にどのようになっているのか?詳しく解説していきたいと思います。

家出人を探す場合、警察に依頼するメリットは?

ある日突然大切な人が家出をしたら、家出捜索願いを警察に出す。というのが一般的に皆さんが思っている事ではないでしょうか。勿論、警察に捜索願を届出する事は当然必要ですが、捜索願を警察に出したから大丈夫だ。と安心すると思う人が多いかもしれません。しかし、警察は捜索願を出しても、積極的に家出人を捜索するということはありません。

捜索願が出されると警察は、その情報を警察本部のコンピューターに登録し、全国の警察が情報を共有出来るようになります。家出人が警察の巡回や補導等の場面で、たまたま捕まった時のみ、捜索願を出した人の元に情報を送るようになっています。

したがって、警察から家出人の情報が入ってくる時は、家出人が警察と接したという時だけで、接しなければ見つかることはありません。警察から連絡してくるときは、事件事故に巻き込まれてという場合が多いです。

また、万が一警察が発見したからといって、成人している家出人の場合、拘束する事は出来ません。人によってはいつか帰ってくるだろうと考える方もいるかもしれませんが、家出人は発見するまでの時間が長くなればなるほど、犯罪や事件に巻き込まれる可能性が高くなるので、早期発見する必要があります。

家出人を探し出す唯一の方法は探偵に頼む事

自分で行える調査も仕事や環境などにより専従して捜索は出来ません。家出人を本気で探したいと考えているのなら、やはり人探しのプロである探偵に相談・依頼するのが早期発見でき、最高の結果を出せる唯一の方法ではないでしょうか。それは人探しの長い経験とデータが物語っています。しかし中には、結果が出るか分からない。本当に捜索してくれるの?探偵に依頼すれば本当に見つかるの?家出人を探すのにお金をかけるってどうなの?と言ったイメージがあると思います。

どのような探偵に頼むのがよいのか

探偵業法を守り、許可を受けているか

確かに、今から10年以上前の時代は、探偵事務所によって仕事の内容が適当であったり、料金体系が不透明だったりして、クレームの対象となったり、悪徳な探偵がありました。しかし、平成19年に6月1日から施行された「探偵業の業務の適正化に関する法律」いわゆる探偵業法が施行されてからはきちんと調査を行っている探偵しか生き残れない時代となりました。
内閣総理大臣認可法人 全国調査業協同組合 会員番号NO.○○○○
東京都公安委員会 開始届出証明書番号 第…号
Cll 世界探偵社協会 MemberID NO.●●●
のように会社案内やHPに記載があり、 きちんと認可を受けているような探偵は安心して依頼できる探偵といってよいでしょう。

相談が無料であり、対応が丁寧か

家出人調査で依頼する探偵で安心して依頼することができるかどうかというポイントの一つに相談料が無料で相談者の気持ちに親身になっているかどうかという点が挙げられます。きちんと事業を行っている探偵社は契約に結びつけようとするのではなく、依頼者の立場や気持ちを考えながら、どうすれば解決していくのかというのを一緒になって考えてくれます。

もし、あなたが次に何をすればよいのか、どう行動すべきなのか分から無い場合は、早期発見の為、最悪の事態を少しでも防ぐために一刻も早く相談しましょう。

また探偵に頼む場合のメリットの一つとして、アフターフォローが受けられるという点があります。探偵は家出人を見つけるだけでなく、家出人が今後行く可能性のある場所まで調べてくれたり、家族同士だけでどうしてもこじれやすい話の仲介もしたりと、ただ家出人を探すだけでは無く、その後の処理までキチンとしてくれるという点でもメリットがあります。

依頼する探偵社が大手か

探偵は警察とは違い、人探しのプロです。さらに、家出人を積極的に探してくれる為、家出人が見つかりやすいのです。探偵は、1つの調査案件に対し、複数名でチームを組んで調査を行うため、短期間で効率的な調査を行うことができます。

小さな探偵社に依頼すると、他の案件を抱えている場合が多く、すぐに調査着手できないかもしれません。また、家出先が近所だとは限らず遠方の可能性もあるため、全国規模で調査を展開している探偵でなければ、調査出来ない場合も少なくありません。

探偵に依頼をすれば、少しの情報や聞き込みなどによって、ターゲットを探し出してくれます。これはノウハウや経験がないと出来ません。ただ、お金は必要になってきますが、HPがしっかりしている探偵社の場合、法外な費用を請求されることはありませんし、事前にある程度の費用を見積ってくれます。

探偵社によっては見積りを安く出して依頼を受け、後から別途費用や経費などの理由で、調査後に追加請求する探偵社もありますので注意してください。

探偵が家出人を探し出せる確率とは?

日数

探偵が依頼を受けて、家出人の捜索を行った場合、調査を着手してから発見するまでの期間は、早ければ1週間までの間に、長期になるとおよそ30日ほどです。勿論、平均値ですので、一カ月以上かかる場合もあります。
探偵が受ける家出人や人探しの調査は、行方不明となっていしまった失踪人を見つけ出し、居場所、つまり、家出先を判明させることです。

探偵は、失踪人や家出人を見つけ出したとしても、認知症の高齢者の方や生命に危険のある等の状況を除く場合、特別な理由が無ければ、対象者を拘束する事が出来ません。ですので、確実にここに行けば、家出人と連絡が取れる場所、つまり、現在の居住地や家出先を判明させるのです。

ここでいう家出人は、残された側からすると、理由もなく急に家出をした場合や、勤務先や学校に行ったきり、そのまま戻ってこない場合などが挙げられます。

 

発見しやすい場合

探偵が家出人を見つけ出しやすい場合はとにかく一つしかありません。それは家出人が家出をしてから捜索に取り掛かる期間が短ければ短いほど、家出人を早期発見し、より見つけ出しやすくなります。とても単純な理由ですが、調査に直結します。ですので、依頼者から依頼を受けた時、話を聞くだけで調査の期間や難易度がおおよそわかるのです。
また、早期発見をするためには、家出人の氏名、旧住所、生年月日や勤め先、学校などの住所や役職、グループでの立場など情報量が正確で多い程、短期間での発見が可能です。中には、依頼者からすると調査に関係ないと思われるものの一つに、家出人の趣味嗜好が挙げられます。これは、探偵からすると大きな情報となりえます。趣味一つ分かるだけで、立ち寄る場所は勿論、交友関係や家出をした理由がわかる場合があります。自分でこの情報は必要ないと決めつけず、依頼する場合は、小さなことでもいいので、なんでも相談しましょう。
見つかりやすい場合は、平均すると約1週間位といわれています。

 

発見しにくい場合

では、その逆に家出人が見つかりにくい場合は、どのような理由があるのでしょうか。これも単純で、家出人の捜査の着手が遅ければ遅いほど見つかりにくくなります。
更に、発見しやすい場合と逆で、家出人の情報が曖昧、もしくは少なかったり、不正確な場合が挙げられます。例えば、名前が苗字のみしか分らないない場合や、生年月日や昔の住所などの個人情報が分らない、どこに良く立ち寄っていたかや趣味が全く分からないなど、家出人の情報が少なければ少ない程、調査の難易度は上がっていきます。
案件によっては、調査をする事すら出来ない場合もあります。
見つかりにくい場合は、平均すると約1ヶ月から3ヶ月以上かかってしまいます。

 

まとめ

家出人調査は探偵に頼むのが一番です。自分で出来る事はないのかと焦るかもしれません。その場合は、依頼している探偵に相談してみましょう。何をすれば調査が早く進展するのか教えてもらえるはずです。探偵社を選ぶときは、今回紹介したポイントを抑えつつ、捜してみてください。