この記事をみている方は、家出を考えたり、家出人を探したいと考えている事だと思います。家出をする場合沢山の危険要因があります。そのような方の場合は家出をする。ということ以外に解決策が無いか考えてみてください。家出人を探したい方は大切な人が家を出ていきびっくりしている事だと思います。家出人がどのようなことを考えたり、早期発見の重要性を感じて頂ければ幸いです。
目次
家出とは
家出をする年齢層
家出の危険性
未成年の家出
家出人が犯罪してしまう場合も
家出人が選ぶ家出先
家出とは
家出とは、主として未成年や若者が自身の両親や肉親などに無断で家を出ていき、そのまま戻らない事を言います。限定期間の無断外出や転勤、就職、進学などで実家を離れる場合は一般的な家出とは言いません。また、子どもだけでなく、成人している大人の場合でも家出と言います。
探偵社に家出人調査を依頼する方は多々いらっしゃいますが、その時の家出人は成人未成年の割合は半々です。どちらも調査は困難ですが、成人の家出人の方が比較的探し出す事が難しいです。
家出をする年齢層
家出は自分の中での葛藤が生じた時に決断するケースが多いです。例えば思春期の若者が他所の家庭や生活環境と比較し、羨ましくなったり憧れたりして家出を実行してしまいます。それは、最近だと家族や学校関係の些細な揉め事で対話をしたくない、顔を見たくないといった感情から家出をしたりしまが、このような些細な揉め事による家出は、家出をしても数日ほどですぐに戻ってきます。いわゆるプチ家出というもので、増加傾向にあります。プチ家出は主に友達の家を渡り歩いたり、夜の間遊び回っているといったことが多く、一般的な家出の理想と現実のギャップや葛藤などに悩んだ末に決断した様子とはかなり異なっています。プチ家出は、子どもだけではなく既婚者のプチ家出も目立っています。
調査に取り掛かる時は、家出人の背景や動機を推理する事が非常に重要になってきます。家出人を見つけ出す事が出来ても、再び家出をすると解決になっていません。家出人が家出をする理由が依頼者と言う場合もあります。家出人の心を温かく、治療するという意識が必要です。
家出の危険性
警視庁の生活安全局長では不良行為に該当する「家出」を「正当な理由がなく、生活の本拠を離れ、帰宅しない行為」としています。このような家出は沢山の危険要因があります。なぜならば、このような家出をする少年少女は、ヤクザに引っかかってしまい風俗業界に引きずり込まれたり、危険なドラッグに手を染めてしまったり、生命に関わるような事件・事故に巻き込まれたりします。
家出調査は当然ですが家出した時間が経てば経つほど成功率が下がってきます。家出人を本当に探し出したい場合は、警察にすぐ届出をし、探偵社に依頼しましょう。
未成年の家出
探偵は、家出人が成人しているか未成年かで調査の方法を変えていきます。そもそも家出をするにあたって必要なものは、お金と住む場所つまり家出先です。しかし、未成年。特に１５歳以下の少年少女がが家出をする事は非常に難しいのです。というのも、法律では働ける年齢は１５歳以上。つまり中学校を卒業する年までは法律で働くことができないようになっているのです。
こうした事情から、探偵は家出人が未成年者の場合、家出人の気持ちになって調査範囲を決めたり、縮めていったりします。多くの場合、未成年者の行動範囲は成人と比べて狭い為、調査範囲を決めやすい傾向にあります。
未成年者の家出先の殆どが、親戚・友人の家です。自身で働くことが出来ない為、長期間の家出の場合、家出先の居住者から家出先が判明するケースもあります。
また誰にも頼らず家出をする場合、必ずお金が必要になってきます。その場合、年齢を偽って働きます。こうなると未成年者でも見つけ出すことは非常に困難になります。しかし、年齢を偽って働けるような店や工場等はいくつもありません。必ず家出をする前に働き口を探したり、痕跡があるはずですので、探偵はこうした推理をしながら調査を行います。
家出人が犯罪してしまう場合も
しかし、上記で述べた事は、家出の中でも比較的安心な家出です。なぜなら最悪の場合、家出人が犯罪を犯してしまうケースがあります。
未成年者の家出人の場合、お金を稼ぐことが困難な為にお金を手に入れる方法として詐欺や恐喝、万引きなどの手段を取ってしまう場合があります。しかし、こうしたお金を稼ぐためにこういった犯罪行為をすると、捕まった時には勿論警察から連絡がいきますので、早期に居場所がわかる場合があります。
しかし最悪の場合、クスリに手を出したり、殺人に関与したりする場合がありますので、犯罪をしてからでは遅いのです。警察は基本的に事件事故に関与が無ければ、家出人を優先的に捜索したりしません。その点探偵は、依頼を受けたその時から動き出しますので、見つけ出す時間も警察に比べて早く、また、危険行為に及ぶ前に探し出せるかもしれません。
家出人が選ぶ家出先
長期的な家出の場合
家出人が家出先に選ぶ場所は先程も述べましたが、多くの場合、親戚・友人の家です。家出人が自身の周囲にそのような頼れる人物がいなければ、ビジネスホテルやカプセルホテルを利用する場合があります。また、最近の家出先でありがちなのがネットカフェです。ネットカフェは基本的にフリードリンクで、年齢確認をしない店舗もありますので、未成年者の家出の場合、ネットカフェが家出先ということも珍しくありません。
短期的な家出の場合
プチ家出だとカラオケも家出先によく出てきます。しかし、周囲の音がうるさく寝にくいですので、長期に及ぶ家出の場合は選ばれません。
お金がない家出人の場合だと、野宿している場合もあります。その場合、警察官が声を掛ける可能性がありますので、届出をしていると居場所がわかる場合があります。野宿は主に橋の下や公園、道の駅などが選ばれます。家出人の中にはテントを持ち、キャンプ場で野宿していた人もいました。
探偵はこうした、家出人が行きやすい場所から探索していきます。長年の経験とデータで居住先を判明させていくのです。
まとめ
家出をする場合、お金と家出先が必ず必要になってきます。また、長期間に及ぶ家出の場合、直ぐには家出を出来ません。必ず準備をする期間があります。そのような家出の場合、直前に必ず前兆があるはずです。日頃からコミュニケーションを取る事が家出を察知する唯一の方法です。また、コミュニケーションを積極的に取る事は家出の予防にも働きます。
家出人は家族とコミュニケーションをあまり取っておらず、自分の気持ちを伝えれなかったり、家族が何を考えたりしているか分からないという人が多いです。
家出人を探したいと考えている方は、もし家出人が見つかった場合、積極的にコミュニケーションを取ってみてください。