いきなり音信不通になってしまい、行方不明で、現在どのように生活しているか分からない人は日本全国に沢山います。しかし、。その人が身近な人だったら、あなたはきっと見つけたいでしょう。人を探すという行為はかなり難易度が高いです。全く手掛かりが無いとなると、日本全国どこにでもいる可能性がありますし、地域を特定できたとしても、どこに住んでいるのかを確定させる事は至難の業でしょう。
だからといって、何もしないという選択肢はあなたに無いはずです。そこで、人を探す際に自力で行う事が出来る比較的安価な人探しの方法と人探しのプロである探偵について解説します。

大切な人を自力で探す!オススメのサイトや注意点

人探しを自分で行う場合のメリットはやはり、料金が比較的かからないという点が挙げられます。勿論、料金を沢山掛けて人探しをする事も可能ですが、自分の力だけで人を探すとなるとあまり効果的ではありません。ですので、今回は料金が安価な方法を紹介していきます。

人探しに必要な情報を揃えよう

実際に行動に移す前に探す人の情報を整理しておきましょう。人探しというものは、情報量が多ければ多いほど探し出せる可能性が高くなります。闇雲に探しても見つかりません。当たり前と思うかもしれない情報もリストアップすると見えてくるものもあります。では人探しに必要な情報とは何でしょうか?

探している人のプロフィール…まずは基本的な情報から整理、収集する事が大切です。氏名、生年月日、性別、家出をする前の住所、勤務先に関する情報や携帯電話の番号などです。当たり前と思うこの情報ですが、例えば、勤務先の情報が曖昧だったり、携帯電話の番号が分からなかったりする場合があります。また、初恋の人や昔お世話になった恩師など現在の自分とあまり近くない人を探し出す場合、生年月日等も分からない場合もあります。しかし、人探しをする上で個人プロフィールは必須ですので、出来る範囲で分かるようにしておくことが重要です。

探している人の特徴…探している人の情報提供を求める場合、プロフィールだけでは情報が入る可能性は殆どありません。長期間失踪している人の場合、氏名を変えている事もあり、場合によっては性別を変えている事すらあるからです。情報提供の確率を上げるには、やはり探している人の写真が一番でしょう。前進と顔写真。複数の角度があれば良いです。また、歩き方の特徴や顔や手など目立つ場所にある傷やホクロ、タトゥーなどの情報もあれば良いでしょう。

探している人のPCメールアドレスやファイル・ブログの内容…PCの情報というものは本人が個人で使用していた場合、様々な情報が詰まっています。ほどんしているファイルを調べるだけで見えて来る物がありますし、仮に見られたくない情報を消去していてもデータ復旧の専門会社等に依頼すると様々な情報が出てきます。もし家出人が家出をする際に、PCを見られたくないからと、壊していても、捨てずにデータ復旧が出来るかどうか相談してみるのも良いかもしれません。

 

その他、カード類などの貴重品…これは身内でなければ入手する事が出来ないかもしれませんが、クレジットカードやキャッシュカードの情報また、クレジットカードの請求書などもいつどこで購入したのか分かれば、手掛かりになる場合があります。

失踪・家出時に持ち出した衣類や現金の量…これは家出期間を推測する事が出来ます。衣類や現金の量が少なければ、比較的短期間で帰宅する場合もあります。しかし、通年着まわせるくらいの量の衣類を持ち出していたり、現金を可能な限り引き落としていたりすると長期間、あるいは帰宅しない場合があります。

 

自分で探す人探し

情報を整理した後、どのような行動を取ればよいのでしょうか?おそらく殆どの人が思い浮かぶ方法が警察に行方不明者届を出す事だと思います。また、自分で行える人探しは聞き込みやビラ配り、ネットを利用して探すといった方法くらいではないでしょうか?一つずつ解説します。

警察に行方不明者届を出す

多くの人が一番初めに思いつく対処手段だと思います。まず最大のメリットはお金が掛からないという事でしょう。山での捜索は有料になる事がありますが、警察が動く分に関しては基本無料です。また、誘拐や殺人の可能性が高い場合や認知症患者、うつ病の場合は警察が特異行方不明者と分類し、総力を上げて捜査しますので、短期間で見つかる確率が高いです。
また、以前まで行方不明者届は以前まで配偶者や親族、監護人といった人しか届ける事が出来なかったのですが、今は、同居人や恋人勤務先関係、担当教員など、社会生活において密接に関連している間柄の人の場合は届出る事が出来るようになっています。家出した場所や家出人が住んでいた場所が遠距離の場合でも近くの交番や警察署で届出る事が出来ます。
しかし、単なる行方不明者と警察がみなした場合は積極的に捜査してくれないというデメリットもあります。なぜなら、日本全国に家出人は年間数万人も出ますし、警察は基本的に民事不介入という決まりがあるからです。この場合、パトロール中に家出人が見つかった場合、連絡をするくらいしか警察は出来ないのです。また、家出人・失踪人が成人の場合、本人に北区を促すといった事くらいしか出来ないのです。

ちなみに、初恋の人や恩師を探したい場合や、行方不明だが事件性が無い身内(生き別れの親兄弟など)の場合は行方不明者届を出す事が出来ません。ですので、そういった方を探したい場合は、自分で探す事になります。

 

人探し掲示板で情報を呼びかける

インターネット上には沢山のサイトがあり、その中には家出人や探し人の情報を求める掲示板が存在します。掲示板に情報を書き込む事で情報提供を待ちます。この人探し方法のメリットは無料で行えるという点です。また、掲示板サイトをみる多数の人に呼び掛けれるといったものです。しかし、このようなサイトに書き込む場合は注意しましょう。悪用されたり誹謗中傷されたりする場合があります。掲示板によっては投稿される頻度が高いものもあり、何度も情報を投稿する必要があります。また、情報全てが正しいとは限らないといったデメリットもあります。確かめる為に足を運ぶのは時間と費用が掛かりますし、駆けつけるだけのタイムラグがある為、あまり現実的ではないでしょう。

有力な情報が得られると思われる場所で聞き込みをしたり、ビラ配りをする

家出人の家出先と思われる場所や失踪人が最後に目撃された場所、人の出入りが多い場所などで聞き込みをしたり、ビラを作成してビラ配りをする方法です。この方法は直ぐに実行できるメリットがあります。ビラ配りの場合、電柱やコンビニなどに貼らせてもらう事で広範囲に呼びかける事が出来るといったメリットがあります。ビラを作成する場合、キャッチコピーのタイトルは短く簡潔にしましょう。前述した特徴などを記載すると良いですが、その際に見かけた場合の連絡先を必ず載せるようにしましょう。

しかし、この方法もかなりの時間と費用が掛かってきます。さらに探している人に縁も縁もないような場所で行っても効果が全くない事もあります。また、情報を提供されてもその情報の真偽が分からないといったデメリットがありますので、気をつけましょう。

SNSを利用する

SNSは手軽に情報を発進したり入手したり出来ますので、人探しに活用できます。SNSは検索できる機能が備わっており、本人の情報が手に入れる事が出来ます。人探しの情報を求めている人同士が集まったサークルやトピックがありますので、情報交換を行うことも出来ます。また、情報を拡散する能力は非常に強く、多くの人に呼び掛ける事が出来ます。しかし、見知らぬ人から情報提供を求められてもあなたは協力しようとするでしょうか?ネットだけの薄い関係だと有力な情報が得られない可能性が高いです。同じ、人探し掲示板は最初から協力しようとしている人が閲覧している為、情報が得られる場合があります。

SNSも人探し掲示板同様、情報の悪用や誹謗中傷に気をつける必要があります。

 

インターネットを利用して人探しをする

本人の名前やよく使用するニックネームなどで検索をしてみると現在住んでいる情報が得られたり、ブログを発見できる可能性があります。また、第三者がその人について記載している場合もあります。試してみましょう。

 

人探しはプロに依頼するのが一番!?

個人で捜査するにはやはり限界があります。そこであなたの代わりに人探しを引き受けてくれるのが探偵です。探偵は浮気調査だけでなく、人探しも行っている所が多く、探偵社によってそれぞれノウハウや経験、ネットワークがあります。おそらく個人で探すよりも人探しのプロである探偵に依頼する方が早期発見は期待できます。また、探偵に依頼する場合、初恋の人や親友、恩師なども探して貰う事が出来る事も大きな特徴です。しかし、どこの探偵社に依頼しても同じという訳ではありません。料金が安いからと依頼しても、見つからなければいけませんし、かといって、見つかったからと高額な料金を請求されるのもいけません。勿論、低料金で調査力が高い探偵社もありますし、その逆に高額なのに調査力が無く、見つけられない探偵社もあります。

探偵社を選択するポイント

探偵業法の届出がされている

高額料金を請求する。調査を引き受けても実施しない。こういったダーティーなイメージを探偵に対して抱いている人も多いかと思います。確かに昔はそのような悪徳な探偵社もありました。しかし現在ではこういった事を防止する為に探偵業法というのが施行され、届出が義務付けられるようになりました。

届出先は公安委員会で、証明として探偵業届出証明書が発行されます。これは、営業所の見やすい位置に掲載しなければならない為に、これがあるか確認する事で、優良な事務所かどうかを確認する事が出来ます。

 

料金の詳細をキチンと教えてくれる

探偵で一番多いトラブルが料金に関するものです。以前存在していた悪徳な探偵社は大まかな料金のみを最初に伝え、経費や機材に関する詳細な料金や加算される料金を説明せず、水増しするような手口です。良心的な探偵社は、依頼者の細かな質問にも詳細に答えますので、キチンと確認する事が重要です。

契約内容に不備が無い

もし調査を依頼する事になると、委任契約書及び重要施行説明書に関する説明がされると思います。確認するポイントは調査期間・調査時間・調査員の人数です。いずれかが抜けていると1日に少ししか調査を行っていなくても、一日調査したとカウントされたり、実際は少人数で調査をしていたのに大人数で調査を実施していたと主張される場合があります。

まとめ

人探しの方法は沢山ありますが、警察に届出を出せる場合は必ずしておいて下さい。また、探偵社に依頼する場合でも自分で調査を行う事は効果的だと思います。しかし、もし探偵社に依頼していて、自力で探そうと試みる場合は探偵に相談してみてください。探偵社によっては、下手に依頼者が探すと、探し人に探されていると感づかれ、警戒されるといった事を嫌う場合があります。早く探したいという気持ちは分かりますが、必ず相談しましょう。相談せず最悪のケースになった場合、料金請求される場合がありますので注意してください。