中学生や高校生の男女は思春期という事もあり、情緒が不安定な年代です。自立心が芽生えてきたものの親や肉親などの援助なしには生きていけないという矛盾から反抗したり、家出を試みたりします。

しかし、家出は本人が思うよりとても危険な行為なのです。

家出は親の暴力や言い争いがきっかけなどで実行します。そして家出は男の子より女の子の方が危険性が高いのです。さらに社会人より高校生、高校生より中学生と幼ければ幼いほどリスクが上昇します。

家出をした女の子に訪れる結末は悲惨なものが多く、犯罪に巻き込まれない事の方が珍しいとさえ言えます。

今回は、女の子が家出をしたした際に起こりえるリスクと回避するための方法を解説します。

家出をした女の子を放置するとどうなるの

年頃の女の子は親や肉親など近い存在を煩わしく感じ、反抗や家出をしたりします。しかし、そのような女の子が親元を離れると一人で生活する事は到底できません。

金銭も無いまま、長時間外にいると犯罪や事故に巻き込まれる可能性が非常に高くなります。それだけではありません。真夏や真冬は暑さや寒さのような天候も体力を奪っていきます。

男の子より女の子の方が家出の際、犯罪にあいやすい

第三者により少年少女を狙った犯行が後を絶ちません。誘拐や暴行、最悪の場合は拉致監禁や殺人などに遭遇してしまいます。さらに、女の子は男の子よりも性犯罪に巻き込まれる可能性が圧倒的に高いのです。

女の子を狙った犯行はやはり深夜などに一人で歩いている時に実行している事が大半です。そういった点からも長時間女の子を一人歩かせる事は非常に危険です。

女の子の家出はネットを利用する事も多い

金銭を持たない年頃の女の子が家出をしようと考えた時、一人では出来ない事を悟るでしょう。そうなると次に思いつくことが金銭面を補助してくれる誰かに頼ることだと思います。

昔と違い、今はインターネットが発達しています。神待ち、という行為がSNSや掲示板を始め未成年の女の子をターゲットとした書き込みが広まっています。これは、家出をしたい女の子に家出先や飲食行為をサポートする代わりに、性行為を求めるといったものです。

精神的に疲れていたり、言葉巧みに誘われたりすると女の子は誘いに乗ってしまい、トラブルや犯罪に発展するといったケースも珍しくありません。また、わいせつな行為をしなくても未成年者を家に誘った場合は犯罪になります。

女の子が家出先に選択する場所とは

神待ち行為以外に女の子が家出をする際はどのような場所に行くのでしょうか。大人の家出と違い金銭を多く持っていない事が大きな特徴で、比較的自宅の近隣をふらふらするケースが多いです。

(1)友達の家

仲の良い友達がいれば、お邪魔するという事もあります。特に友達の親が仕事で忙しくあまり家に帰ってこなかったり、子どもに対して干渉を比較的しないのであればなおさらでしょう。

(2)インターネットカフェ

インターネットカフェも昔と比べると非常に数が増えています。とはいえ、大部分のインターネットカフェは年齢確認が必要な為、深夜帯は滞在できないようになっています。

しかし、家出娘に姉や年上の知り合いがいる場合は、注意が必要です。身分を詐称して会員カードを作成している可能性があります。

(3)コンビニエンスストア

24時間空いている事もあり、ぶらつきやすい施設の一つです。ずっといる事は出来ない為、どこか行く前に寄る場所であることが多いです。

(4)ファミレス

こちらも24時間営業している事もあり、選択されやすいです。ドリンクバーもある為、少しの金額で長時間滞在する事が可能です。友達とそのままご飯やお茶も行う事が出来ますので、プチ家出をする際にはよく出てきます。

(5)ゲームセンター

少し金額に余裕があれば一日時間を潰す事が出来ます。色々な人が集まる場所でもある為、神待ちをこの場所で行う女の子もいます。

(6)公園

無料で滞在でき、次の行動をどうするか考える際には選ばれる事もあります。場所によってはかなり大きな公園もあり、待ち合わせ場所に使用される事も大きな特徴です。

家出をする女の子の心理とは

家出をする女の子の原因は大きく分けて、二つの原因があります。家庭環境によるものと、学校関係によるものです。

(1)家庭環境によって女の子が家出をした場合の心理

家庭環境が家出の原因の場合は大半が親がきっかけになっています。原因は様々です。過保護、喧嘩や価値観の違い、さらには暴力と理由は沢山あります。

このような親の行為によって、反抗し、家出をしたりするのです。暴力や過保護の場合は親による干渉から逃げる為に家出をするケースもあります。

親の場合はしつけのし過ぎに注意しましょう。

(2)学校関係による家出の場合の心理

同年代が集まる学校では様々な問題が生じやすい場所でもあります。代表的なのはいじめです。いじめから逃れようとして家出を試みるケースは多いです。

他にも、家庭環境にも関わってきますが、進路や将来の不安が原因といった事もあります。親が過保護であったり学校が進学校であれば悩みは多くなります。

同年代の友達が影響して非行に走るケースもあります。日常の会話をしっかりと取る事が重要です。

女の子が家出をした際に行うべきこと

女の子が家出をした場合は直ぐに行動をしなければなりません。しかし、どのような行動を取ればいいのか分からない方も多いと思います。

(1)警察に捜索願を出す

女の子が家出をした時、プチ家出ではなく本気の家出と感じた場合には警察に捜索願を届け出ましょう。

家出では無く、誘拐や拉致など事件や事故に巻き込まれている可能性が非常に高い場合は警察が総力を上げて捜査してくれます。警察犬や最先端の科学技術を駆使した捜査など素人では行えない調査も可能です。

家出のような場合は警察は総力を上げて専従的な捜査はしてくれませんが、パトロールや補導などで家出娘と接触した際には連絡が行きます。

届出自体は無料ですので、まずは警察に行きましょう。

(2)女の子の所持品をチェックする

家出の際に持って行ったと思われる物を確認する事でどのような家出なのかを推測する事が出来ます。

仮に服が大量に無くなっていたり、通帳が持ち出されていたりすると長期間家出をする意思が見られます。そのような動きが見られない場合は短期的な家出と考えても良いでしょう。

怖いケースは何も持っておらず、かつ携帯電話も置いている場合です。このような場合は何か事件に巻き込まれている可能性がありますので、警察に相談しましょう。

また、部屋を確認すると書置きや遺書などが見つかる場合があります。家出の原因や家出先が判明できる可能性がありますので、家出をした際はしっかりと部屋の確認を行いましょう。

(3)携帯電話に連絡をする

女の子が携帯電話を持って家出をしてる際は、ひたすら電話やメールをして連絡を試みましょう。メールの文章や通話に応じた場合は必ず本人を叱るような言葉は避けましょう。

連絡に応じた場合は帰りたいという気持ちが僅かでもありますが、そのような対応をすると帰りたくないという気持ちになるからです。

早く戻ってきて、あなたの居場所はあるよ。という気持ちで接しましょう。

(4)女の子が行きそうな場所を探す

大人と違い、年頃の女の子は行動範囲が狭いです。当然行く場所も限られています。普段からよく行く場所を見て回る事で本人を発見できる可能性があります。

また、発見する事が出来なくても手掛かりがつかめる場合がありますので、探してみましょう。プチ家出の場合は探して貰いたがっている場合もあります。

(5)本人の学校に問い合わせてみる

友達の非行により家出をした場合など友達と一緒に家出をしてる場合は他の親からも学校に問い合わせが来ている場合があります。

どこかでたむろしていればその情報が入ってきますし、情報を共有する事で見つけやすくなります。学校の先生から指示がある場合は従いましょう。

(6)本人の友達に連絡する

友達の家は家出先に多く選ばれる事から娘の友達や親御さんに連絡を取ってみましょう。友達の親には泊まるというような嘘をついている場合もあるからです。

長期間の家出は素人では発見不可能!?

本人の所持品から長期間の家出が推測される場合ですが、素人ではほぼ100%発見する事は不可能です。通常の家出の場合は警察は積極的な捜査を行ってくれません。

通常の警察業務中に接触するしか本人を見つけ出す方法がありません。しかし、長期間家出を放置していると、何度も言っているように犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。

一刻も早く見つけ出したい場合は費用は掛かりますが、民間機関の人探しのプロである探偵に依頼する事が最も効果的でしょう。

依頼をしたその日から調査を開始してくれます。ただし、家出の原因が暴力などの親に原因がはっきりある場合には依頼を受けてくれない事もあります。

まとめ

家出をしてから1週間をすぎると発見確率が非常に低くなるというデータがあり、行動は迅速に行わなければいけない事が分かると思います。

探偵社が多く、どこに依頼すればいいのか分からない場合は、全国展開をしている探偵社を選びましょう。さらにその中から多くの実績を挙げている探偵社がよろしいです。

人探しと浮気調査はノウハウが全く違います。浮気調査メインで行っている探偵社は控えましょう。

探偵に依頼するもう一つのメリットがメンタルサポートを行ってくれる点です。当人同士だと発見後熱くなりがちですが、冷静にアドバイスや相談を行ってくれます。

もし、あなたの娘が家出をした場合には視野に入れましょう。