妻や夫、子供などあなたにとってとても大切な人が急に行方不明や家出、音信不通になったら、あなたはどうしますか?

おそらく、殆どの人が警察に捜索願を出して、警察からの連絡を待つことでしょう。しかし、一般的な家出の場合だと警察は本格的に動いてはくれません。

となると、次は人探しのプロである探偵に依頼をするでしょう。そこで、探偵に依頼をする際に準備しておくポイントを解説していきます。

1.行方不明になる前の情報や状況を出来るだけ集めておく

家出人の調査は、色々な角度から捜索をする必要があります。あなたからの情報が具体的かつ正確であればあるほど調査に影響します。場合によっては、あなたからの情報だけで調査の八割が完成しているというケースも珍しくありません。ですので、家出をしたと思われる日の詳しい情報はとても大切です。

例えば、家出時の服装などです。服は複数持っていったり、家出先で購入や貰ったりして変わるはありますが、履いている靴や家出に持って行ったカバン等はかなりの目印になったりします。

また靴やカバンは急に家出をして、いなくなったときの服装が思い出せなくても、靴やカバンは思い出しやすいと思います。

さらに、細かな情報だと、普段身に着けている時計やアクセサリーなどの特徴も調査の手掛かりになります。

しかし、探偵に依頼をする際は、もし家出人が同居しているのならばあまり動かさない方がよろしいでしょう。家出の心理状態は家出人の部屋に現れます。かなり以前から家出を計画していたりすれば、用意周到な証拠が出てきますし、突発的な家出だと部屋が散乱していたりします。

親御さんは特に子どもが家出をしたら、部屋を整理整頓する傾向にありますので、出来るだけ触らずそのままの状態で探偵に依頼しに行きましょう。

2.家出原因を整理しておく

思い当たる家出原因を整理していく事で家出調査の方針は変わってきます。家出人が行方不明になる前にどういう生活をしていたのか?日頃から家出の原因になるトラブルがあったのか?どのような理由で家出をしたのか?など纏めておくとよいでしょう。

家出人の年齢や性別によって家出の原因は大きく違ってきます。未成年者であれば、原因は親御さんにあるかもしれませんし、都会の魅力に誘惑されている可能性もあります。

どちらにせよ、未成年者の家出だからといって甘く見てはいけません。今は、インターネットで不特定多数の人とつながる事が出来ます。また、援助交際や犯罪行為に手を染めてからでは手遅れになる場合もあります。

成人の家出の場合は、警察も家出人と分かっても保護する事が出来ません。連絡するようにと言われておしまいです。家出をする範囲も未成年者の家出と比べると大きくなっています。

家出をする直前には必ず何か動きがあります。家出をする少し前を思い出しながら、何か気になる点があるならばどのようなことでもいいので、きちんと伝えましょう。捜査のヒントになるはずです。

3.事件や事故に巻き込まれていないか確認しておく

家出人が事件事故に巻き込まれている可能性も十分にあります。探偵に依頼するとはいえ、必ず警察に捜索願を出しておきましょう。もし、事件事故に巻き込まれている可能性があるのならば、その旨を警察に伝えましょう。

場合によっては、家出人を専従の調査をしたり、公開捜査などが行われたりします。

家出人の日頃のルーティンを理解しておくことで、事件事故に巻き込まれている可能性の判断基準にもなります。

まとめ

探偵に依頼する際に抑えておく3つのポイントを解説しましたが、如何でしょうか。いずれにせよ、探偵に依頼する場合に限らず、家出人が見つかるかどうかはスピード勝負です。調査着手が遅くなればなるほどそれだけ早期発見や見つかる確率が下がっていきます。

目安として、家出してから一週間以上経つと、調査の難易度はとても高くなります。

ですので、できるだけ早くかつ冷静に情報を整理する事が家出人発見には何よりも重要です。