誰よりよりも大切なあの人が家出をしたり、行方不明になった場合、どのような行動を取るべきでしょうか?身近な人が家出をしたという経験は殆どの人が無いかと思います。しかし、実際に家出をしたのにも関わらず、何もしなければ、家出をした人が自らの意思で戻ってこない限り、見つけ出す事は出来ません。

そこで今回は、家出人調査を何件も成功に導いたプロの探偵としてあなたが取るべき行動と解説をしていきたいと思います。

家出人の探し方は3つ!

家出人が出た場合、探すとなると

①自分で探す

②警察に捜索願を出す

③探偵に頼む

の大きく分けると3つの方法があります。家出と一口に申しましても、その家出状況やあなたの事情、家庭内の状態等、様々な要因があり、いずれの捜査方法を取るのかは各々の状況によって違います。では、実際にそれぞれがどのように捜査を進めるのか?どのような手続きが必要なのか?を一つづつ解説していきます。

こんな時!家出人捜査方法の選択肢はあなたに無い!

それぞれの捜査方法の解説をする前に、捜査方法をどうしようかと悩む余地が無い場合を説明します。それは

①家出人が何かしらの事件・事故に巻き込まれている可能性が高い場合

②家出人が高確率で自殺をするような場合

③認知症の高齢者で早く見つけ出さないと危険な場合

このような家出状況の場合は、一刻も早く警察に捜索願を出しましょう。しかし、実際にそのような状況に家出人が遭遇している可能性が高い場合だと、あなたは頭が真っ白になり、冷静に対処したり、行動を取る事が非常に難しいかと思います。ですので、このような場合は、警察に電話をする。か、行方不明者届け出専用電話番号に電話をして、指示を仰ぐようにして下さい。行方不明者届け出専用電話番号は各都道府県警察毎にありますので、ネット等で調べると直ぐに分かります。

家出人を探す方法 警察に捜索願を出す

家出人が出た場合、あなたが真っ先に思い浮かぶのは、警察に捜索願の届出をし、見つけてもらうという事ではないでしょうか?そもそも警察の家出人の定義は、失踪した本人が本人の意思で姿をくらましたり、未成年者の家出人の場合は、保護者の了承を得ることなく家を出た場合のみしか、家出人として扱いません。

この場合、先ほどと同じく、警察に捜索願を届出しても早期発見の見込みはあまりありません。というのも、警察は家出人が出た場合、さらに特異家出人と一般家出人に分類します。特異家出人とは、先ほどのような命に関わるような家出人の事です。特異家出人に分類されると、警察は専従して捜査をしますので、早期発見の可能性が高いのですが、一般家出人の場合はそのような捜査方法を取りません。一般家出人とは、自分の意思で失踪した人の事です。一般家出人に分類されると警察は専従して調査をしません。まず、家出人情報を全国の警察で共有し、補導や職務質問、検問等何かしら警察と家出人が接触した場合に情報を照会し、初めて警察はその人が家出人であると判明します。家出人と判明したら、捜索願を届出している人の元に連絡が行きますが、このように警察と家出人が関わらないと、警察から連絡が来ることもありません。

こんな情報が捜索願を届出する際に必要

あなたが警察に捜索願の届け出をする際は、警察が書類を作成する事になります。その時、必要な情報は

①家出人の本籍

②家出時の旧住居・氏名・生年月日・職業など現在のステータス

③家出した日時・考えられる家出の原因や動機

④家出した人の人相や体格など特徴

⑤家出時の服装

⑥バイクや車を使用しての家出の場合は、そのナンバー

⑦趣味や嗜好等本人の立ち回りそうな場所

などです。

このような情報は咄嗟に出てこない場合もあります。二度手間・三度手間にならないように、捜索願を出す場合は、家出人の情報を整理してからにしましょう。

 

家出人を探す方法 自分で探す

警察に捜索願は出してみたものの、調べてみるとつきっきりで捜査をしてくれないと分かったとしたら、次に考える事は自分で家出人を探す事だと思います。ネットにはたくさんの家出人を自力で探す方法がいくつも記載されていますが、残念ながらいずれの方法も個人で行うと効果がありませんし、費用もかなりの額が掛かってきます。家出人の掲示板やSNS等のネットのみを利用して情報提供を求める方法だけだと費用はネット代だけですが、例えば、旧住所に直接出向いて聞き込みを行ったり、ビラを配ったりしようとすれば、交通費や宿泊費、食費等いろいろな費用が掛かります。

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

家出人を探す方法 探偵に依頼する

人探し、家出人等のキーワードでネットを検索すると検索の上位に必ずと言っていいほど探偵の名前が出て来ます。あなたのイメージ通り探偵は浮気調査と家出人捜査を主な仕事としている探偵社が殆どです。

探偵ですが、家出人が出た場合、比較的早い段階で選択肢の中に入ると思います。しかし、探偵というと残念ながら世間一般のイメージはあまり良くない現状だと思います。悪徳な業者だったらどうしよう?や、本当に探し出せるの?などの思いがありませんか?確かに、一昔前はそのような悪徳な探偵社も存在していましたが、今は探偵業法という法律が施行されていますので、真っ当に業務を行っている探偵社しか生き残っていない現状です。

では、どの探偵社に依頼しても同じなのか?と思ってはいけません。先程のように、探偵社の主な仕事は浮気調査と家出人捜査です。大手の探偵社でも必ずどちらの分野が得意にしているのかが分かれています。家出人捜査に強い探偵社というのは、基本的に大手の探偵社でしょう。なぜなら、家出人捜査を行う場合、大人数の調査員を必要とするからです。個人で経営しているような探偵社は、確かに料金が安かったりしますが、結果的に見つけれない場合が多く、依頼する場合、おすすめはしません。

次に、依頼したい探偵社がいくつか決まりましたら、実際に電話してみてください。電話対応時に少しでも不安を感じた場合は、その探偵社に依頼する事は避けた方が良いでしょう。そして、必ず料金に関しては、細かな点でも聞くようにしましょう。

探偵が調査を成功する一つの鍵は、依頼者です。依頼者との関係が良好で情報を依頼者から沢山もらえると成功率もぐっと上がります。ですので、あなたが心から依頼したい!と感じた探偵社に依頼すると必然的に調査も成功しやすくなっています。

まとめ

家出人が出た場合、やはり探偵に依頼する方が個人で調査する場合と比べ、結果的に費用が安く済む場合は多々あります。それは、現在どこの探偵社も依頼者確保に全力を尽くしているからです。昔に比べると探偵社が増え、低価格の調査料金で高クオリティの捜査をしなければ依頼が入ってこないからです。ですので、家出人が出た場合、早期に探偵に依頼する方が良いでしょう。